2015/06/09 惹かれるもの
U.S.AIR FORCE C-1 VEST。
過去に胸にムートンを施しフィッシング用にカスタムしたものを見たことがあるのですが、そのアイデア、かなりアリ。
PETER TOSH×KEITH RICHARDS
http://freepages.genealogy.rootsweb.ancestry.com/~brett/photos/agtaylor.html
先日、大学時代のアルバイトの先輩の結婚式がありまして、その時に着ていく用のスーツを探しまくって以来、スーツに興味が湧きよりよく観察するようになりました。
上のポートレイトは1880年代頃のもの。
この時代のスーツが現代のスーツと違うところは、一目瞭然なその狭いVゾーンと小さなラペル。胴にダーツも入っていなくてズドンと落ちたようなシルエット。ボタンが包みで4ボタン。
今では完全に見ないスタイル。
ただただかっこいい!
現代では、2Bで丈も短く、胴回りももっとシュッとしたスタイルが一般的ですよね。
何故、こんな風にスーツのスタイルは変化していったんでしょうか。
なんのために4ボタンが2ボタンになって、なんのためにVゾーンが広くなってラペルも大きくなったのでしょうか。
そこには、ただの「流行」では片づけられない理由が必ずあると思います。
とりあえず、色んなスーツを実際に見て、着て、スーツ経験値を上げないことにはわからなさそうです。
これはいつぐらいのものなんでしょうか。
1900年代くらい?
今、好きで毎週欠かさず見ているドラマ「天皇の料理番」は明治後期が舞台で、正装をした人達がよく登場します。
そこでは皆、この写真のようなウイングカラーシャツにネクタイ、サックジャケットのコーディネイトです。
この時代はウイングカラーが主流だったようです。
シャツの装いもいつくらいからレギュラーカラーに変わっていくんでしょうか。
スーツスタイル。本当に興味深いです。
今考えると、スーツは150年以上も前から大きくスタイルを変えず、現代でも正装として残るファッションの原点。
わかりやすいオシャレは沢山ありますが、実は小さな違いで個性が滲み出る、究極の楽しい服なのかもしれない、と思いました。